家計簿アプリを入れてみたものの、項目の分け方でつまずいて、結局続かなかった。そんな経験はありませんか。
家計簿が続くかどうかは、実は項目の数が多いか少ないかで決まるわけではありません。この記事では、家計簿の項目分けでよくある挫折パターンを整理したうえで、続けやすさを決める本当のポイントと、自分に合った項目の見つけ方を紹介します。
家計簿の項目分けで挫折するパターン
家計簿の項目分けでつまずくパターンは、だいたい似通っています。費目を細かく分けすぎて、入力のたびに「これはどの項目だっけ」と迷って疲れてしまう人がいる一方で、逆に大雑把すぎて、後から見返しても何に使ったお金なのかさっぱりわからなくなってしまう人もいます。さらに、アプリにあらかじめ用意されたプリセットの項目に、自分の生活を無理やり当てはめようとして、しっくりこないまま使い続けている人も少なくありません。
「続けやすさ」を決めるのは項目の数ではなく自由度
こうした挫折パターンを見ると、「項目を細かくすればいい」「大まかにすればいい」という単純な話ではないことがわかります。項目を細かくするか大まかにするかに、そもそも正解はありません。人によって、生活スタイルも気になる支出も違うので、最適な粒度も一人ひとり違うのです。
大事なのは、項目の多い少ないではなく、自分の生活や関心に合わせて項目を選べる自由度があるかどうかです。決められた項目数に自分を合わせるのではなく、自分の感覚に項目を合わせられること。それこそが、家計簿を無理なく続けられるかどうかの分かれ目になります。
自分に合った項目の粒度を見つける考え方
とはいえ、「自由に決めていい」と言われても、最初はどう決めればいいか迷うものです。そんなときは、次のような考え方で進めてみてください。
まずは大きめの項目から始めて、気になったところだけ細分化する
最初から完璧な項目分けを目指す必要はありません。まずは大きめのざっくりした項目からスタートし、使っているうちに「ここはもう少し詳しく見たい」と感じた項目だけを、あとから細分化すれば十分です。
逆に細かすぎると感じたら、まとめてシンプルにし直してもいい
反対に、項目を細かくしすぎて入力が負担になってきたら、いつでもまとめてシンプルにし直して構いません。一度決めた項目分けを、後から変えてはいけないというルールはどこにもありません。
「続けられる粒度」は最初から決め切らず、運用しながら調整すればいい
つまり、項目の粒度は一度で完成させるものではなく、実際に使いながら少しずつ調整していくものだと考えておくと気が楽になります。今の自分にとって続けやすい形を、都度見直していけばいいのです。
カテゴリの具体例|最低限これくらいあれば十分
具体的なイメージが湧きやすいように、最低限のカテゴリ例を挙げてみます。
- 食費
- 固定費(家賃・水道光熱費・通信費まとめ)
- 娯楽費
- 貯蓄・投資
- その他
これだけのシンプルな分け方でも、「どの領域で使いすぎているか」「きちんと貯まっているか」は十分に把握できます。項目を増やすことよりも、まずはこの最低限セットで運用を始めてみることをおすすめします。
さらに細かく管理したくなったら|カテゴリ分割の例
運用を続けるうちに、「ここはもう少し詳しく見たい」と感じる項目が出てくることもあるでしょう。そのときは、最低限セットのうち気になる項目だけを分割すれば十分です。
例えば、食費が気になるなら「外食費」「自炊費」「嗜好品費」に分けてみる。固定費をもっと把握したいなら「家賃」「水道光熱費」「通信費」「サブスク」に分けてみる、といった具合です。すべての項目を均等に細かくする必要はなく、気になる項目だけをピンポイントで分割すれば、それで十分な情報が得られます。
項目分けの考え方をさらに深めたい方は、「めんどくさがりでも続く。必要な項目だけ管理する家計簿術」や「項目分けに迷ったら資産推移だけシンプルに見る方法」もあわせて参考にしてみてください。
「貯金する家計簿」なら項目を自由に決められる
こうした「自分に合った粒度で項目を決める」というやり方は、項目を自由にカスタマイズできるアプリを使うと、ぐっとやりやすくなります。
家計簿アプリ「貯金する家計簿」は、決められたプリセット項目に生活を合わせるのではなく、自分の生活に合わせてカテゴリを自由に追加・編集できるように作られています。まずは大きめの項目から始めて、気になったところだけ少しずつ細分化していく、という使い方が自然にできます。
まとめ|家計簿の項目は「自由に決められる」ことが続けるコツ
家計簿が続かない原因は、項目が多すぎることでも少なすぎることでもなく、自分の生活に合った自由度で項目を選べていないことにあります。最初から完璧な項目分けを目指さず、大きめの項目から始めて、気になったところだけ少しずつ調整していく。それだけで、家計簿は驚くほど続けやすくなります。

コメント